超電磁砲S 上条当麻は人間

toarukagaku
とある科学の超電磁砲というアニメが結構面白いのですが、このアニメに出てくる 上条当麻というキャラクターがちょっとおかしいという話。




超電磁砲S 上条当麻はもう人間じゃないただの「概念」


今回は、上のエントリーを読んでみてた感想になります。


理解できない人間の存在



意志も動機もその根本たる「源流」が消失しているのに、ここまでの行動力と自我規定はもうアタマがおかしい。




確かに、上条当麻は、一般人が理解できない行動をしているようにも思えます。それは、全く関係ない人間を命懸けて助けようという人は少ないからではないかと思います。


しかし、私にとって上条当麻は、理解し難い部分があるかもしれませんが、概念ではなく、人間です。今回は、そのことについて考えていきたいと思います。


まず、自分にとって理解できない問題を解決するには、反対の事柄を考えてみると良いかもしれません。


反対の事柄とは、具体的には、上条当麻の反対のような人間像を思い浮かべるということです。ここで、私が思い浮かべたのは、「人を殺したい衝動に駆られる殺人者」です。


読者の方々は、「人を殺したい衝動に駆られる殺人者」の存在を知っている人も多いかと思います。なぜなら、そういった人たちの存在は、ニュースや歴史の教科書で紹介されることがあるからです。


「なぜか分からないが、人を殺したくて、殺したくて仕方がない」という狂気に駆られる人も世の中には存在するのではないかと私は考えています。(怖いですが...


しかし、反対に、「なぜか分からないが、人を助けたくて、助けたくて仕方がない」という狂喜に駆られる人も世の中にいておかしくないと思うのです。


おおよその物事には、常に反対事実というものが存在します。そして、色々な思考を持った人間がいるものです。


したがって、私は、上条当麻を、いてもおかしくない当然の存在として受け入れています。


確かに、ちょっと不自然で、おかしな部分はあるかもしれませんが、正しくも悪くもない、彼自身を私はみています。


理解できない人間の根源



次に、ここでは、 なぜか分からないがという部分がどのように形成されるのかを考えていきたいと思います。つまり、「何故か分からないが、どの人間的本能的欲望にも属さない突然の衝動に駆られる」その根源はどこにあるかです。


人の思考というものには、おおよそ「偶然」という力が作用すると思います。この偶然についてちょっとばかり解説した記事がどっかにあったと思います。たぶん、 このあたりです。


そして、物事の始まりには、原因と結果があるわけですが、原因の大半を占めるのが、この偶然という要素であると考えられます。つまり、人は偶然に支配されているということです。


例えば、あなたが今考えていることにも様々な偶然的な要素が重なった結果であったりします。


少し時を遡ります。あなたが、もし違う国で生まれていたら、もし赤ん坊の時に、荒野に置き去りにされていたら、どうなっていたでしょう。どの国で、どの親のもとに生まれるかという偶然は、人生の大部分を決定するといってもおかしくないとても重要なことです。


それと同じように、現在のあなたの思考についても、ミクロの世界では、あらゆる偶然という要素がそれぞれに作用しあって、現在の思考を織り成し、影響を与えます。


私にとっては、この事実を認識しているのか、認識してないのかは、かなり重要なことです。


人の思考は、その人の生い立ちや家庭環境、その他あらゆる外部的環境に左右され、遺伝子レベルでの影響もあります。それに、その時の環境も非常に重要です。このような様々な要素の結合体が、人の思考や湧き上がる衝動に強く影響すると考えられます。これは、既に、現在の人間が定義、解析できる許容量を大きく超えます。未来においては、少しだけ偶然がどのように作用するのか解明されているかもしれません。しかし、あまりにも細かく、あまりにも影響を与える範囲が膨大なので、検証は、なかなか難しいでしょう。


ここで、私達が理解できない人間について、私達ができることは、受け入れることだけだと思います。


そもそも私は、上条当麻の生い立ちも知らないし、会ったこともなければ、話したこともない。私は、彼のことを知らない...。


知らないことが多いと、なかなか答を出すのも難しいですよね。例えそれがアニメでも...。