自民党の憲法改正案について

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前回、最近話題になっている麻生副総理のナチス発言についての記事を書きました。今回は、それと関連して、自民党の憲法改正案について個人的な考えをまとめていきたいと思います。

photo credit: The Daring Librarian via photopin cc



結論



結論から言うと、自民党の憲法改正案はありえないと思います。


そもそも憲法は有事にその効果を発揮するという性質があります。国民が冷静でない状況に陥った場面でも、過去の経験から判断して、悲劇が起こる確率を最大限に抑制するため考えられたルールです。これは、特に、憲法96条、硬性憲法の趣旨から分かります。


よって、憲法は、その性質上、その時の政治情勢や状況に応じてコロコロと変化させるものではないと私は考えています。にも関わらず、自民党の憲法改正案は、96条(憲法改正)の要件を改正し、改正要件を緩和しようとしています。憲法改正の要件を緩和させることで、その時々の政治情勢や状況に応じて、コロコロと憲法が変わる可能性が高まります。


ここで、麻生副総理は、自民党に所属する国会議員です。よって、総合的に判断すると、上記、自民党の憲法改正案に賛成する一人だと考えられます。(国会議員は「全国民の代表」(憲法43条)であることから、個別的に判断するのが適切な場面もあります


以上の事情から、私は、この件について、マスメディアが麻生副総理を批判すること自体は、それほど問題だとは思っていません。


なぜなら、麻生副総理は自民党であり、私は、自民党の憲法改正案に反対なわけですから、当然の帰結です。


問題



私が問題だと思っているのが、批判の内容です。正直なところ、憲法改正についての一政治家の発言の一部などはどうでもいいと思っています。


それは、様々な解釈ができる場合が多く、後でいくらでも言い訳できてしまうからです。また、発言の一部を切り取ったり、事実を歪曲すると、逆にそれを行った側に疑惑が向けられる可能性すらあります。


ここで、今回問題にすべきなのは、私は、あくまで憲法改正案の中身であり、実は麻生副総理がナチスを信仰しているのかどうなのかという心の中の問題ではないと考えます。


意味



ただし、麻生副総理がナチスの手口に関して発言したこと、及び、マスメディアがそれを取り上げたことは大いに意味があることであり、評価すべきと思います。


なぜなら、国民がナチスの手口を知ることは良いことだと思いますし、ナチスの手口について、このように話題になっている事自体、マスメディアの大きな功績と言えると思います。


しかし、マスメディアは、そろそろ論調を変えたほうが良いかもしれないと思ったので、この記事を書くことにしました。では。