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僕だけがいない街の感想


僕だけがいない街が面白いということでKindleで買ってみたので感想。

読み始めて、私の場合、八代先生が登場した瞬間、犯人であることを確信したけど、読み進めると、既に発行されている6巻で明らかにされてしまったので、ちょっと残念感があった。個人的に。発行されてるのが2,3巻までなら良かったんだけど。

あと、私はこういう真実追求系はすごく好きなので、読んでて面白かった。

犯人当ては面白いのでやる。と言っても、単に一番最初怪しいと思ったやつを犯人だと思って考えるだけの話だけど。

この先生の場合は、証拠がたくさん出てくるので、確信は変わらなかった気がする。アメとかトントンとか。

そういえば、トントンの癖は、まだでてきてないので、いずれ重要な要素として使われるかもしれない。

というか、漫画に出てくる警察とか周りの大人達が無能すぎるわけだが、現実的にこんなだったとしたら、本当に怖すぎるなあ。

ただ、分からないところもあって、それは、夢の中でしか被害にあってない主人公の母親とかその他の子たちの話だ。これって、単に夢でシュミレートされた結果ということなのだろうか。

現実問題として、あの先生はたくさんの犯罪を繰り返してることが推測されるわけだが、漫画の中で判明しているのは、先生の過去回想の中のものと、主人公を沈めて殺そうとした殺人未遂のみだが、それだとなんかあっけない感じがする。主人公の夢の中ではもっと殺してるんだけど。

ここで、ひとつの疑問が湧いてくる。本当に犯人は一人なのだろうかという疑問だ。

更に、リバイバルについても分かってないことが多い。あれは昏睡中に見た主人公の夢なのか、昏睡状態から目覚めた主人公が能力を使ってシュミレートしてるのか分からない。

個人的には、これは前者であると思ってる。後者の場合は、扉を開けたその先でシュミレートを行い答えを見つけたということになる。前者の場合は、シュミレートの結果は扉の向こうにあり、まだ開けられないということになる。

しかし、話は非常に複雑だ。いわゆるこういう話になる。

能力を使って先生を追い詰めたが、そもそも先生は追い詰められなければ、主人公が被害に合うこともないため、一体、あの能力、リバイバルはどこから来たのか、なぜ主人公が被害にあったのかということだ。

現時点では能力を使って先生を追い詰めたから、真犯人である先生から口封じされるという事になっている。しかし、現実問題として、その能力は、主人公が昏睡してから得た能力であるように描かれているのである。

つまり、能力がなければ昏睡状態にならなかっただろうし、昏睡状態にならなけれれば能力を得られなかっただろうということだ。いわゆるパラドクスに陥ってしまう。

しかし、こういった矛盾が全て漫画で解消されるとは限らないし、細かいことなので、それは無視して単純に考えてみようと思う。

私の推測では、以下のようになる。

  • 女子児童を次々に襲う真犯人(八代先生)に小学生の主人公が殺されかけ、昏睡状態に陥る

  • ここで、主人公はリバイバルという能力を得て、夢の中でシュミレートを何度も行い真犯人にたどり着く

  • しかし、昏睡状態から目覚めた大人になった主人公はシュミレート結果を忘れてしまっている、ここで、扉の前には鍵がかけられる

  • ヒロインと出会ったことで、扉の鍵が開けられ、シュミレート結果(真犯人)が得られる

    しかし、シュミレート結果に出てきた犯人像が気になる。メガネを掛け、無精髭を生やしていた男だった。これはあの先生の成れの果ての姿なのだろうか。そうかもしれないし、犯人は複数いるということかもしれない。それに、先生は当時においても犯行時にはメガネをかけるような描写が見られる(単なる間違いかもしれないが)。ただ、シュミレート結果と現実、回想とはやはり評価を分けて考えるべきだろう。

    つまり、現時点では、話を長引かせようと思えば長引かせられるし、あっさり終わらそうと思えば終わらすことができるようになってるとそう感じる。

    犯人が複数いるとすれば、西園先生とかいう政治家の先生が一度だけシュミレート内に出てきたことがある。メガネをかけていて、そのメガネは真犯人と思われるものと一致する感じだった。

    ただ、この西園先生についても、分かっていることは少なく、現時点では矛盾も含め、一応の説明はできる。

    まず、シュミレートで犯人の第一回犯行は主人公が女児を外から呼んだことで失敗に終わる。ここで、犯人はメガネをかけた男として描かれている。

    反対に、回想の中で同様の場面があるのだが、犯人は八代先生であり、メガネをかけていない。

    もちろん、これは単なる書き間違えただけなのかもしれないけど、シュミレートでも回想でもメガネを掛けた犯人像が出てくることがよくあった。

    通常、間違いというものは連続しないので、真犯人は間違いなくメガネを掛けた人物だろう。

    しかし、シュミレートの最後か、若しくは現実の最後かわからないけど、そこでメガネをかけていない学校の八代先生が犯人として描かれる。

    この矛盾は一体なんなのか。そして、メガネを掛けた人物で怪しいのは誰だろうか。

    私は、メガネを掛けた人物で怪しいのは、シュミレートの中で主人公のバイト先に現れた西園先生とかいう政治家だと考えている。

    では、この西園先生というのは一体何者なのだろうか。

    一つの答えとして、これは当時の八代先生かもしれないということだ。

    彼は、主人公が目覚めるかもしれないと考え、その時に対処するために名前を変え、場合によっては整形し、そして、権力を使うために政治家になるという選択肢をとったのかもしれないと推測することができるからだ。若しくは、八代自体が偽名である可能性もあるが、その可能性は回想からは低いか。

    また、短時間でこのような権力を得ることは不可能なので、政治家の家系(若しくは金持ち)の女性と結婚し、養子になったという可能性もある。この場合、苗字の矛盾は即座に解消されるだろうと思う。

    そして、主人公のシュミレート能力においても一応の疑問を持っておくことにする。この能力は事実のみを見せるのではなく、幾つもの可能性として起こりうる確率の高いものを見せるという感じのものだというのは明らかになっており、そこである疑問が湧いてくる。当時の八代は、本当に現実の世界で学校の先生になっているのか?という疑問である。つまり、これが単に主人公のシュミレート結果でしかない可能性もあるということだ。現実では学校の先生をやらずに、政治家だけをやってる可能性もある。ただ、この可能性はかなり低いだろうと思われる。なぜなら、これは今までの漫画の内容を全否定することになりかねず、「あの描写、ほとんど意味なかったね」ということになるからである。

    したがって、現時点で最も確率が高いと思わえる私の推測を述べると、以下のようになる。

  • 八代先生は主人公を殺し損ね、その対処を考える

  • 対処は、権力の所持及び、いくつかの偽装によって行われる

  • 具体的には、親が成金(若しくは政治家の家系)の女性と結婚して、養子になることで、苗字の偽装及び、権力の所持を試み、主人公が目覚めた時にはそれが既に完了している状態である

  • こうして小学校の先生であった八代なんとかから、西園なんとかになった政治家の西園なんとかは、主人公が目覚めて病院から退院した場合の計画(いつもと同じように犯人に仕立て上げる計画)も考えている

  • 主人公の最初にシュミレートに出てきた描写は、まさにこれであり、一種の未来予知である

  • シュミレート結果は、重い扉に閉ざされていて、用意にそれを取り出すことができないようになっているのが現時点である

  • しかし、未来予知に出てきた女性の何とかさんをきっかけに、扉が開くかもしれないし、開かないかもしれない。これは、話を長引かせようとすればいくらでも長引かせられるし、終わらそうと思えば、終わらすことができる状況である。したがって、扉の開閉の有無及び、そこに何があるかが確定しない限りは、どのくらいのスピードでラストに向かうのか判断しかねる状況である

    ここで、最短スピードの展開を予測すると以下のようになる。

  • 未来予知に出てきた女性をきっかけに扉が開く

  • そこには、過去の八代の犯行が置いてあり、それを取り出せる

  • しかし、現在、八代がいないので(結婚して西園になっている)、「うーん...どうなってるんだ」ってなる

  • ここで、展開上の都合で主人公がシュミレート結果に未来予知も含まれたいた事に気づく

  • 西園が怪しいということで、調べると、当時の八代だった。「な、なんだってー」

  • 襲ってくる西園を未来予知のシュミレート結果を元に上手く回避する二人。最終的にかつての親友たちに助けられたりするかもしれない

  • 現行犯逮捕及びその後の捜査によって法廷で真実が明らかにされ、いくつもの冤罪もその過程ではらされる

  • めでたしめでたし

    逆に、犯人が複数ならば、この二人が犯人だということだろうと思う。その可能性は低いと思うが...。